S2000って色々な乗り手・色々な思いが有り、とても一つのバージョンでは対応し難い。

タイムを追求する事も出来る、振り回して遊ぶ事も出来る。

ロングドライブも出来るし。と。ホント色々な乗り方をする人がいてその活躍場は多種多様な訳です。

今回の注文は、”山で遊べる”と言う事。

峠。。。。。結構難しいですよ、峠のセッティングも。

サーキットの様にエスケープゾーンなんてありませんから、しくじった時に懐の深い操舵性の足回りが必要かと私は思う訳で。

とかく、当分使い切れる様に、”30段調整”は必須。好みとドライビングスキルに合わせ込む事が可能になりますしね。

可能な限りリアのショック容量を稼ぎたかったので今回はピロアッパーの採用を見送り。ピロアッパー仕様だとピロカラーとスプリングアッパーシートの兼ね合いで容量を圧迫してしまいます、S2000系でピロアッパーを採用する際はリアにはサブタンク欲しいって思います。
で、強化ゴム仕様のアッパーマウントに一工夫して有ります。

S2000のリアの足回りってアッパーマウントとロアアームのショックマウント部分が結構オフセットしてるんです。

要はショックが結構な角度で斜めに取り付けされていますよね。

その取付部分の問題から通常のアッパーマウントではスプリングは垂直に縮んでくれません。

S2000の様なトリッキーな動きの車はリアを可能な限り制御下に置いておきたい。折角の直巻スプリングを垂直に縮める事はリアを制御下に置く過程に置いて大事な事です。

画像をよ〜〜〜〜く見て頂くと分かると思うのですが。。。。

アッパーシートを斜めにカットしてます、その小さな工夫が素直な挙動を産みます。

そして、そのショックに合わせるスプリングは”X-COIL　R”そう。。。。赤です赤（＾＾）

この赤。。。。使うのに少し”コツ”が必要でして。。。コツを掴めば良い動きします、組み始め初期にその”クセ”が顔を出しますので組み手が分かって居ないとその性能を発揮し難い。そのクセを把握する事が赤バネを使うコツです。

同じX-COILシリーズでも、黄色と赤色の一番の違いは縮み限界付近の粘り。色々講釈を書き出すと止まらないので、、、単純にわかりやすく私なりの使い分け方を書きますね。

軽量な車でストラット車は黄色を使用すると乗り心地良く素直な感じの乗り味になりやすいです。

軽量な車でもレバー比が利く様な車両は黄色バネの耐荷重の低さから私の経験上セットアップし難いです、合わせ込んで行くと、、、どんどんレートが上がってしまう傾向に有ります。

要は軽い車でストラット式の足回りの車両で比較的ショックを動かして使いたい人は黄色でセットアップしても良いかと思います、もちろんスプリングの有効ストローク内での使用が大前提。その有効ストローク範囲の特定が黄色は結構難しい、ソレは”動かすスプリング”が故にと言った所でしょうか・・・・

ソレ以外の人は赤でセットアップして行く方が悩まずに済みます。

タイヤ等のチョイスも絡んで来ますのでホント〜に一つ一つ説明するのが難しい。。。。

色々なスプリングを試し、乗って来ました。

ハイパコ・スイフト・ベステックス・カヤバ・エンドレスetc........

まぁ、。。。。。。乗れないショップの人がセッティングするなら、、、、黙ってハイパコ投入して欲しいです。オーナーさんが迷路に迷わない為に・・
なんせ。。。。ハイパコ入れてりゃ大きく迷路に迷う事は”少ない”はずです、ソレくらいハイパコって良いです（＾＾）鉄板チョイスですね。市販のスプリングでは群を抜いて”使いやすい”

でも。。。。”高価”ですよねwwwwwwwwwwwww

しかし”高価”には”高価”なりの理由が有ります、ハイパコには高くても使う”価値”は有ります。

実は。。。。。赤バネ、、、、、そのハイパコより高価、、、、、（汗）

ソコに”価値”は有るのか？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

ソレは、、、、作り手・組み手次第だと思います（＾＾）ｖ

※減衰力　スプリングレート等オーダー式となっております。使用ステージ等を当社スタッフと相談の上ショック制作に取り掛かります、納期は約2Weekとなっております。
ご注文後当社スタッフより確認の為メールもしくはお電話致します。